
プロの草野球選手エッセイ漫画BATDAYS+孝行野牛の生贄は、修羅の門などのジャンルが好きな方にオススメの漫画作品です。
エッセイ
エッセイで見ると面白いですね。おろしたてのものを他人に先に使われるの嫌ですよね。だいたい人に見せる前に試してみるもんだけど、ホームランをS君がいたところに当たるのすごい偶然だなと思います
野球は人がやるもの&豪華ゲストによる寄贈漫画
草野球を題材にした漫画自体あまり例を見ない上、草野球の助っ人稼業のルポ漫画というのは前代未聞。
長打をかっ飛ばしたいがために四球を選ばず顰蹙を買う著者・数合わせで駆り出されたのに袋叩きに遭う編集者・早く帰りたいのでランナーにリードをとるなと一喝する審判など、一つ一つのエピソードがとにかく感情的で人間くさい。苛立ちや辛辣さが露骨に表れるコマも珍しくない。
良くも悪くも人間くさい部分が見え隠れする所に、草野球の特色が出ているような気がする。プロ野球を見ている限りではあまりピンとこない「野球は人がやるもの」という事実をビンビンに感じとる事ができる。
なお、終盤には当該の草野球チームの監督であった川原正敏先生の寄贈漫画及び寄せ書きが収録されている。同人漫画という媒体で川原先生の描いたコマを読めるとは思わなかった。
この漫画は、「プロの草野球選手」のエッセイ漫画!
「草野球」なのに「プロ」とは?
売れっ子一流漫画家の趣味の草野球チーム6チームに掛け持ち所属し
年間100試合以上に出場
試合中に出るビールと軽食
試合後の居酒屋オゴリ打ち上げでタダメシを喰い
始発までタダ酒
ホームラン1本につき2枚のビール券
チーム内の年間ホームラン王、打点王、首位打者等、
各個人タイトルに出る商品券を独占し金券ショップで換金し、
漫画の仕事が皆無の間、
草野球で生活していたプロの草野球選手徳光康之の日々を
描いた草野球エッセイ漫画!
プロの草野球選手としての熾烈なタイトル争いの話だけでなく、草野球ゆえの不可解なプレーや、漫画家チームゆえに水島新司先生の草野球界最強チーム「ボッツ」ちばてつや先生の漫画家草野球界トップクラスの「ホワイターズ」との試合におけるビックネームの脅威、珍バッティングセンターでの体験談、○●生の頃のハンド野球、ぞうきん野球、ピンポン野球、王冠野球、庭球野球の思い出、初めての金属バット、飛ぶバット探し、滅茶苦茶な草審判、外国人助っ人選手との言葉の壁、各グランドに棲む魔物、デストラーデ選手に怖い顔で睨まれた川崎球場での恐怖、イチロー選手にイヤ〜な顔されたように見えたマリンスタジアムでの惨劇、肥満本塁打量産理論、紙の野球盤、「グミ・チョコレート・パイン」のパロディ「グミ・バット・チョコレート・パイン・ディズ」「修羅の門」のパロディ「修羅の棒」、草野球いろはカルタ、自分の背番号と存在意義を賭けたホームラン競争、などについても描かれている!
川原正敏先生が本作のために描きおろしてくださった「裏(真)BATDAYS」も完全収録!
電子書籍版付録として、
コラム「水島新司先生のサインを貰うまで」と、
昭和追体験漫画「19xx昭和の旅」から「昭和60年10月16日阪神タイガース21年ぶり優勝」を収録!
さらに短編「孝行野牛の生贄」も収録!
総ページ数243ページ!
プロレスもガンダムもサクラ大戦も、何も知らなくても楽しめる珍しい徳光漫画!
ぜひ、御一読ください!