
少子化対策には母が効くは、中出し、巨乳、フェラなどのジャンルが好きな方にオススメの漫画作品です。
覗き見るというより垣間見るという感じで
挿絵付きであることは良いと思いました。
グラマラスな様は特に素晴らしいとおもいます。
美保さんのキャラクターも素晴らしいです。
この作品は、良くも悪くも置いてけぼり感があります。
いわゆる濡れ場まで設定を丁寧に追い、
現実的に部外者たる息子が母との会話を通じて少しずつ変化していく様を追い、
ついに息子自らが設置した監視カメラで濡れ場シーンとなります。
この時点で、既に母とそのパートナーの関係は成熟しています。
息子が現実的に母の様子を覗き見るにはこの手法しかないでしょうし、この関係性が成熟した時期になるのも仕方ないと思います。
しかしながら、
果たしてこれは国策マッチングという設定を活かしきれているのか?と個人的にはとても惜しいと思いました。
本作は国家権力によってマッチングされたものです。
ヒロインはその点も含めて心の底から忌避したものではないとしていますが、
個人的にはその点も含めてもっと深堀りして欲しいと思いました。
国策というある種の外圧によってカップルが生まれ、その関係性がどのように成熟していったのか、本作からは垣間見ることになります。
そうすることで、即ち全てを開示しないことで焦燥感を掻き立てることが作者様の狙いだとは思うのですが、
いわば「読者が行間を想像で埋めて作品を噛み締めて深く味わう」といった一般的な官能小説でも多様される手法に対応しきるだけの知性が足りていない私にはやや苦しいものとなりました。
繰り返しになりますが、作者様が悪いのではなく、読者たる私個人が未熟ということです。
願わくば、エプロンのシーンのように美保さんが困惑しつつも楽しんでいる様をもっともっと見たいと、
そういった将来的な期待も込めて星5つとさせていただきます。
注:母NTRを題材とした小説です。
注:挿絵に『キャラクターなんとか機』を使用した立ち絵があります。
少子化が著しい世界。各国がその対策に試行錯誤するも、大きな効果を上げられていなかった。そんな中、海堂俊亮の住む国では『少子化対策指定男性・女性』制度を導入。婚姻状態に無い、生殖機能に問題が無い男性と女性が国によりリストアップされ、その中から選ばれた男女が国の指導・支援の下で子作りに励むという制度だ。
俊亮の母、美保も夫を亡くしてしばらく経つ中で指定女性として抽出され、子作りに励むことになってしまう。
これは、そんな母が見知らぬ男と子作りを励む中で自らが母へと抱く感情に揺れ動き、悩む物語。
――――――
約1万2千字
本文49頁