
日焼け従姉妹と ひと夏の情事
数年ぶりに叔母さんの家に遊びに来た主人公・洋介と、どこかミステリアスな従姉妹の葵のひと夏の情事。
物語通しての、葵の表情の変化がとにかく素晴らしいです。
どこか相手を訝しむような、歳不相応に大人びて素っ気なくクールにも見える葵が、
洋介と子供の頃に経験した「気持ちいい遊び」になると歯止めが利かなくなる、少女の揺れる心がじっくりと描かれます。
パッツン黒髪で、純和風の屋敷、広い畳の部屋で主人公をもてなす葵は、
どこか日本人形のような、もしくは座敷童のような浮世離れした雰囲気を醸し出します。
そんな和風少女葵の、日焼けした肌に白いサマードレスという現代的な見た目のギャップ。
物語後半、夜、洋介の寝る部屋にやってきた葵が行為を通して見せる表情の移ろいは秀逸の一言です。
洋介を受け入れ、痛みに耐えている時の余裕がなく、不安そうな上目遣い。
肩に腕を回し、キスをした直後の「おにぃ・・・ちゃん・・・」の一言。
今までのクールさが吹っ飛ぶこのシーンはたまりません。
このキスを境に、心が繋がった葵が見せる少女の中に芽生える女としての表情。
洋介の腹の上で、洋介見下ろす葵の表情には魔性めいたものすら感じます。
肌にハイライトが入ってないにも関わらず、肉感がしっかり伝わる確かな描写力、
現代日本と舞台設定に即した空気感の演出と、
サガノ先生の技量の高さを随所に堪能する事ができて眼福でした!
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葵を見ていて、心情的な交流を描けるサガノ先生の、
異国南国、銛で魚を突く勢いの孤島の活発島娘や、
ジャングルのネイティブ娘など、言語が違う・もしくは言葉そのものが無い少女と、
中年男性やショタっことのお話なども見てみたいなぁ・・・と思いました。
ペッタンロリのレビューでお門違いではあるんですが、
そんな設定の程よく実ったロリ巨乳少女との交流をサガノ先生のタッチで読んでみたいなぁ・・・と思いました。
なんか編集部に送った方が良いような感じですみません。。。!
よいすじ
表紙の女の子くらいの層が好きな方々におすすめな作品
作者の絵柄と同様に重くない作風ですので、読んだあとの罪悪感とか後味の悪さがないところがよい
あと声を我慢する女の子の表情はよいよね
すごすぎる作品
実用性以外にも、最後シーンの見せ方など
自分が読んだ今までの作品で一番好きです。
読後感も最高でした。
「一緒に遊んでもいい―?」
久々に従兄妹・葵の住む田舎に戻った洋介は、彼女の言う「以前にしてくれた遊び」をおねだりされる。
昔おれがした遊びって、なんだったっけ…。そう思いながらも葵に接した洋介は、過去に彼女にした戯れを思い出す。
発育途中の葵の身体をやさしく揉みしだきながら、小さな葵の身体を気遣う洋介。
葵は全てを受け入れる瞳で洋介を見つめていて…。
無垢な表情の少女とのイケない情愛を淡々と描く、サガノユウジ先生の渾身の一作。
