公子[吉野もみぢ]

公子を読んだ人の評判

小倉と飛田と五条楽園を足して3で割ったような。
たしかに、昭和ロマンですね。メーカーの名前が入ったティッシュ箱やゴミ箱など、リアルでした。先生が客になるのもいいね。そういうこともあったでしょう。戦後の日本を引っ張ってきた裏歴史みたいで、一つの芸術作品でした。

シリーズ屈指の名作！
病床のおじいちゃんと暮らす少女が
体を売ってお金を稼ぐ話。
15分ほどの内容で「オールウェイズ」のような
昭和感溢れるノスタルジックな舞台が魅力。

前半は在学中から公子に手を出していたという
うらやまけしからん元教師のおじいちゃんが相手。
手マンで喘ぐ公子がエロい。

後半は美奈子と一緒にキモオタっぽい男と
ヤるのだが、美奈子の腰使いがなんとも
いやらしくて素晴らしい！
さすが年長者、男あしらいの経験値が違う。

珍しく「すごい」など短めのセリフがあり、
キモオタには尻毛まで生えていたりと
細かい作り込みが良かったです。

全編もの悲しい雰囲気の中、雨が降りだし
僅かな希望を感じるエンディングといい
シリーズ屈指の出来でした。

欲を言えばもっと3Pでの絡みや菊舐め、
公子がヤクザにヤラれるシーンなんかも
見たかったです。

グラフィック、モーションは美麗
リアルな３Dグラフィック、艶めかしい動きが表現されていて凄い。
個人的には満足だけれど、人によっては人形のようなヒロイン達が不気味の森的に気味悪く映るかもしれない。
男側も妙にリアルな為、ブサ男や爺さんが見苦しく感じる方もおいでかも。
まぁ趣味によっては醜悪な男と美少女が絡み、かつ歓喜の声を挙げると言う様が劣情をもよおすとも言えなくも無いが。
ストーリーもちょっと暗くて、好み別れするかも知れない。
が、Hシーンのみを見れば、実写でもあり得ない程の美しい、そしてエロい動画が楽しめると思います。

オトナが楽しめる仕上がり。
さすがのレヴェルだと思います。
「同人」の中でも、こういったオトナが楽しめるエロスは希少で、
引き続き注目していきたい作家さんです。
星を一つ減らしたのは、傑作「孫」を総合的に超える作品が、
未だ現れないため。「村」もなかなかでしたが、
全体的に少し息切れしているような感じがあり、
「孫」の淫靡かつ繊細なエロスには至らなかった。
ただし、動画の技術的なレヴェルは、初期作品より確実にアップしているので、
本作品も、その点は十分楽しめるでしょう。

ヨシノモミヂ流昭和ロマンエロチカ
「孫」のスピンオフ。他のレヴューにもある通り、とにかく映像が美しい。
細部に神が宿るというか、舞台である川沿いの歓楽街の場末た感じや、男の体に添えたヒロインの手の指までが情感にあふれている。今回はまたSEもいい。EDのメロディや、しのつく雨音が独特の世界観を表している。

川沿いのさびれたスナックの並ぶ裏通りで公子は密かに客を取っていた。祖父の修二が倒れ働けなくなっていたのだ。そこに裕福な身なりの美奈子が現れる。
気遣う美奈子に「うちは物乞いじゃないの」と気丈に振舞う公子だが、やがて客を取っていたことを嗅ぎ付けたヤクザ風の男が現れて。。。

同じ「孫」のスピンオフである「花子」が終始能天気なイチャイチャラブラブ作品だったのに比べると暗くて重いストーリーなのは否定できない。「孫」のテーマが老人の少女に対する執着だったとすると、今作では少女の側の老人に対する愛情がテーマであり、体を売る公子のけなげさが光っている。美奈子の奇妙な友情もよかったが、個人的にはヤクザにレイプされ涙するシーンも見たかった。でもそうすると修二の行動が無になってしまうからちょっと複雑かｗｗｗ

ラストは「孫」と同じ。どんなに愛し合っていても二人の間には年齢差という深い川が流れている。だからこそとことん愛し合い求め合う。
成長し母になった「孫」たちが再び集うような作品が見てみたい。
それと欲を言えばやはりお目当てのシーンがすぐ見れるような機能は欲しい。

公子のあらすじ

『孫』のスピンオフ作品
『孫』の登場人物『公子』を中心とした作品