
朝の登校時。ドS風紀委員で名高い高垣先輩は、当番の日ともなると、校門前で各生徒の校則違反、風紀の乱れがないか厳しくチェック。しかし、彼女のファンも少なからずいて、ドMの男子生徒は高垣先輩の気をひくために、わざとだらしない格好をしては、いわゆる「ご褒美」という名の罵倒を甘受するのであった。そんないつもの光景を侮蔑の目で見送る後輩の守谷くんは、あなたのネクタイもだらしないと指差しで注意する高垣先輩に閉口。しまいには、自分もわざと怒られたい変態であるかのようなレッテルを貼られ、心外とばかりに大声で反論する。すると、さっきまで横暴な態度を取っていた高垣さんは急に萎縮。「あれ?」と調子を崩してしまった守谷くんは、ふと気づいた。彼女、高垣さんの●●●時代…守谷くんは同じ通学班にいて、高垣さんはよく男子生徒たちからイジメられていたことを。高垣さんは、実のところ真性のドMで、それをかくすために虚勢を張って、この学園生活をすごしていたのである。