
心理描写とシチュエーションのかみ合いが素晴らしい
現在連載されているサイトになる前のサイトから読んでいる者です。
恐らくweb版との違いが気になる方が多いかと思いますが、はっきりといいます。
web版のストーリーと比べて大きな差があるわけではありません。
ただ、web版よりも心理描写やシチュエーションにこだわっているように感じました。
また、大きな差がないだけで、違い自体はありますから、そこの差を読み比べてみるのもありだと思います。
他にも、ifルートの書籍版も存在しているため、買って損することはないと思います。
兄妹の倒錯した関係と、けれどどこかコミカルでエロエロな日常
主人公・ソトミチと、その妹である美優を中心にしたドタバタラブコメと、一言で言うと一言で片付いてしまうのですが、作者さんの文章力・描写力・構成力が凄まじいレベルで、エロさと変態性と面白さがハイレベルで同居しています。
とにかくキャラクターが魅力たっぷりで、ヒロインであり妹であり、不愛想なようでちゃんと兄のことも考えていて親身に接して、けれどその内には変態性を隠してもいる美優や、お調子もので空回りばかりだけどしっかりと可愛い由佳、これが他作品なら一人でメインヒロインが張れるであろう山本さんを始め、どのヒロインもエロ可愛いとしか言いようがなく、そこをソトミチの「妹でしか抜けない」という変態性癖がしっかりとお話を成立させています。
本作15話は書き下ろし部分なのですが、まだwebで連載が続いている刊行部分の続きと矛盾せず、しかししっかりとエロさを追加投入していて、この先の展開の伏線にさえなっている見事な一節。ジグソーパズルの抜けていた1ピースがしっかりはまったような印象さえあります。
既読の方にも未読の方にもおすすめの一作。
Web版既読で迷ってる方向けに。
書籍発売時のWeb版最新話(82話)まで既読済みでの感想。
Web版も縦書きで読んでいましたが、書籍版は縦書き最適化ですっきり、より読みやすく。
表現の肉付けも多岐にわたり、より濃密に。目立たないが手間がかかっている様に感じました。
自分は買って満足できました。
話が進むにつれ、面白く過激にタイトル回収していくので、是非とも刊行続行して頂いて、書籍で続きを読みたいです。
妹モノのエロゲでオナニーをしているところを実の妹に見られた。
いつも真顔の妹は、それからなぜか俺のオナニーを手伝うことに……
友人をオカズにさせたり、学校で一番の美少女まで巻き込んで、
妹でしか抜けなくなった俺は、彼女を作ることができるのか!?
そして、どうして俺はまだ、妹にオナニーを見られているのか!
WEBで大人気の作品を全編改稿・書き下ろしシーンを大幅追加!
(文庫換算246ページ)
