
男子VS女子 棒倒しは、筋肉、体育会系、バイオレンスなどのジャンルが好きな方にオススメの漫画作品です。
長らく対立関係にあった男子校と女子校の生徒達が、決着のため、「棒倒し」で対決する、というお話です。両チームとも上半身裸で、男子はクリーム色のハチマキと短パン、女子は赤色ハチマキとブルマを、それぞれ身に付けて戦います。棒倒しと言っても、お互い、棒を倒すことより、相手の人間を、主に打撃でノックアウトすることに、集中します。この肉弾戦の描写については、比較的抽象的な印象を受けました(あまり生々しくはありません)。特に、男子側の最終兵器として、終盤、身長3メートルはあろうかという無表情の大男が登場するのですが、彼が繰り出す「張り手」のような技は、まるで「台風」のような描かれ方になっています(やられた方はただ吹っ飛ぶだけ)。ちなみに、両チームともかなりの大人数で構成されているようです。女子は頭髪の色と形でメンバーが描き分けられていますが、誰が誰なのか、最後まで今一つハッキリしないところがありました。所属クラブとして言及されているのは剣道部と空手部だけですが、全員、いかにも体育会系という感じです。また、性的要素についてですが、男子の多くは最初、女子のトップレス姿にうろたえ困惑します。そんな中、出羽亀雄というすばしこい男が、女子達の胸と尻を次々にタッチしていきます。しかし彼は、一人の女子に捕まり、胸の谷間に顔を挟まれ窒息させられます。ちなみにこの話の中で名前が出てくるのは、この男と、女子の空手部主将「小川良子」だけです。勝負の行方についてですが、男子最後兵器の男も倒れ、両校それぞれ一人のみ生き残ります。この二人のタイマン勝負となります。この勝負は男子が勝ちます。倒された女子は、「私達の負けね」と敗北を認めますが、男子の方が、「お互いの棒はまだ立っている。俺には棒を倒す力が残っていない。したがってこの勝負は引き分けだ」と言います。そして、「今度はもっと穏便な勝負にしようや」と。こうして両校は仲直りします。この様子を見ていた、先に倒れた女子の一人(A)が、「なんかヌルいオチだなぁ」とコメントし、出羽亀雄が、「裸で晒し合った結果というわけでやんすな」と。これに対して女子Aが、「おめーが〆んのかよ」と。401
まず、前作と違ってカラーという点でサークルに感謝の意を伝えたいと思います。前作と比べると、今回の最新作も怪物と戦う少女たちだと思っていた、普通の人であるという点で、安心しました(笑)。他のサークルのミックスファイトと比較しても不足がないほどよく表現したと思います。ソフトな表現がむしろ興奮させます。次の作品も期待します。401
男子VS女子の、上半身裸の棒倒し(もとい格闘)勝負。
性行為・それに準ずる表現はなし。ややソフトな(流血表現のない)リョナ表現あり。
フルカラー1748×2480本編16ページセリフなし版同梱