
母乳戦士レイアは、アクション・格闘、おっぱいなどのジャンルが好きな方にオススメの漫画作品です。
今こそ世に訴えたいファンタジー作品
溢れる個性的な性欲を何一つ隠すことなく創作に邁進するhappy moment作品の中でも一際異彩を放つ純ファンタジーと呼べるのが今作品です。導入から、主人公の纏う着物風の衣装に目を惹かれる事は間違いなく、この作品は全編に置いて「スターウォーズ」「猿の惑星」といった、20世紀を代表するSF作品から多大なインスピレーションを受けている事が感じ取れます。思えば日本発のファンタジーは何かとゲームの影響が強く、ドラクエやファイタナルファンタジーの世界観をそのまま持ってきて、尚且つ主人公はその世界観で育った訳ではなく「異世界転生」と称した、我々の世界観・価値観を持つ主人公をあてがうまでにイージーとなり、本格ファンタジーの呼び名も忘れ去られた昨今、正面から異世界、ファンタジーをSFのデザインを取り込みながら展開した今作は、まさに今こそ読まれて欲しい作品であると痛感しました。勿論、様々な側面(それは主に商業的理由からですが)を考慮すれば、現状を批判するつもりは毛頭ありません。しかし何一つ隠すことなく「俺はスターウォーズで興奮する、猿の惑星もなかなか良い、コーネリアスみたいなばばあとか出したい」という作者のストレートな感情は、昨今の異世界風潮に一石を投じる、ファンタジーへのアプローチにSFを使うという古式ゆかしい方法論がかえって新鮮な結果となる、そういう楽しさを与えてくれた、我々にとっても冒険であり、作者にとっても冒険と言える一作だったのではないでしょうか。主人公、ポロの衣装がジェダイ風(というかルーク風)であるのに対して、女戦士レイアの衣装が明らかに、コナンザバーバリアン、レッドソニアの流れをくむ、あくまでレイア姫ではない、だがレイア姫がジャバザハットに捉えられている時の衣装はそれはそれで興奮する、ケンタッキーバーレルから鶏肉掴みながら鎖に繋がれたちょいブスの美女をニヤニヤして眺めたい、そういうストレートな感情、感情というか完全に性欲ですが、そういう物が漲っています。レイアの力の源はオルガズムに達したときに出る母乳(全ての傷を癒やす)という常軌を逸した代物ですが、古代より母乳には霊性が備わっているものであり、エピックファンタジーとしての要素を補強していると信じます。
それはそうとして、主人公のポロは母親が死んでいるというのに流れるようにレイアを●すの、僕はちょっとおかしいと思います。
体がオルガズムを迎えると
母乳が溢れ、その母乳に
傷や病を治す力を持つレイア。
その母乳を利用しようとする
勢力から逃れ一人森に暮らしている。
その森は怪獣や妖怪が
のさばり人々は恐れ村々に
囲いを作り、潜んで暮らしている。
その森に迷い込んだ少年を
助けたレイアは運命に巻き込まれていいく