サムライ・ドラ新人捜査官配属編〈上〉

サムライ・ドラ新人捜査官配属編〈上〉のあらすじ

時は西暦5538年。時間航行技術が確立・実用化されたのはわずか100年程前であるが、既に時間航行は一般社会に浸透し、日常化している。
平和な「今」を守るべく、不法な歴史修正や異なる時間への逃亡、未来技術の悪用、不正な利益の収受などを監視する国連直属の公的機関「時空調整者団体」、通称TBTが設立された。そして、時空調整者団体最高峰の中に誕生した特殊部隊がある。
TBT特殊先行部隊、通称‘鋼鉄の絆（アイアンハーツ）’。それは年々増加する時間犯罪・組織暴力・密輸その他元来の縦割り組織が対応に苦慮していた全ての犯罪に対応するため、部署を温存して与えられた唯一の捜査機関であり特殊部隊。その存在は広く国民にも告知されている。
隊長であるサムライ・ドラは、過去の事件で絆を結んだ特異点の山中幸吉郎らとともに、北海道を拠点に鋼鉄の絆を組織し、少数精鋭のメンバーで多発する超常現象や凶悪時間犯罪へ立ち向かっていく。