父の愛人[カシノ木]

父の愛人を読んだ人の評判

ふたりの蜜月
商業、同人と続いてきた「父の愛人」シリーズの新刊。
歪んだ父の「愛情」を受けて育っていく娘の成長を描く。

今回は初潮を迎えた娘と父との蜜月の時期の物語となっており、
セックスするためだけに借りられたマンションの一室で繰り広げられる
ふたりの許されざるも甘やかな時間が描かれる。

娘にたいする「愛」をつぶやきながらも
自らの劣情を「娘おなほ」に注ぎ込み続ける父親。

そんな父親からの身勝手な想いを注がれることに
至上の喜びを見出す娘の様子が、
エロティックながらも破滅的でグッとくる。

シリーズものではあるものの、単巻でも楽しめる内容ではあるが、
これ以前も、これ以後も既に発表されているので
この父娘の関係がどう始まってどこへ行き着くのか気になった方は
追ってみるのをオススメする。

父の愛人のあらすじ

お父さんが借りたマンションの一室が私達の愛の巣です
ここにいる間私達は本当の恋人同士になれるんです？


単行本「ガールズ・オン・ザ・ブルーフィルム」の「父の愛人」シリーズの番外編ですが、単独でもお楽しみ頂けると思います。

2021年8月発行
47ページ（表紙画像あり）