
不幸の矢は、普通に暮らしていても、ある日突然飛んで来て、刺さる。
著者同名タイトルの商業誌エディション?同人誌エディションのほうは、あとがきに驚愕の内容が書かれており、オレが著者を、リアルラッパーだと認識したきっかけになりました。本作は内容的に同人エディと重なってますが、池沼くんの年齢が低いせいか、同人エディより比較的精神的ダメージが低いように感じました。ちなみに『池沼』という単語を、著者作品に出逢い初めて知りました。しっかり者でとっても真面目な、ザ・委員長な女の子が、仲良し学級の男の子にレイプされちゃう話しです。生理的に非常に不快感を感じるシーンがちょこちょこありますので、虫とうんこがダメな方は要注意です。読み始めのセッティングにも気をつけて下さい。食事中、特におやつにグミを食べながら読み始めてしまうと、グミが食べられなくなるおそれがあります。池沼描写に定評のある著者だけあり、登場する仲良し学級くんには、嘘偽りないリアリティを感じます。鼻くその味まで画面から伝わってくるレベルで、こういう生理的に不快感を感じるコマを描かせたら、著者は間違いなく超一流だと思います。物凄く汚いものを、ずっと見続けるしかなかったからこそコマに投影出来る、そんな著者にしか描けない、まさにリアルバース。TOKONA-Xのラップを聴いた時の、『やっっっばぁぁぁ!!!』ってなテンションぶち上がり具合を、著者の作品は毎回くれます。この作品を『エロ漫画』として使うには技術がいりますが、それはもう他の作品も同じなので、エロ漫画としては読まない、これが結局一番良い読みこなし方な気がします。思いっきり気持ち良くはぁはぁしながらセンズリこける作品なら、他に素晴らしくありがたい先生さんたちがいます。著者は『エロ漫画家』という事に信念と誇りを持ってますし、それがオレはマジでカッケーと思ってますが、『知るかバカうどん』というジャンルなんだと捉えた方が面白く読めると思います。そしてこの事実は、並大抵の人間が創り上げられるものではなく、著者が唯一無二の『エロ漫画家』な証。ひとつの独立したジャンル創っちゃうなんてよ、マジ天上天下唯我独尊じゃん、釈迦じゃん、ヤンキーだって著者のカッコ良さが解ると思う。本作というより、著者のレビューに逸れまくりましたが、どこに向けたらいいのかわからない、怒りと苦しみ悔しさが、本作には込められてます。色んな意見に屈する事なく、描きたいモノを描いた作品です。
クラス委員長で真面目な性格の彩ちゃん。同じクラスの問題児秀行くんの面倒をみている。夏休み、みんなで海に遊びに行くことになり楽しみにしていたが、秀行くんも一緒に参加することになった。そしてその面倒は、「下の世話」に至るまで…!※この作品はコミックMate L Vol3に収録されている作品の単話配信です。