
本ページはプロモーションが含まれています。
幸せな結婚生活のはずだった。
夫を愛し、夫に愛される。これまで、「佐々木美咲」であることに
なんの不満もないはずだった。
子供を作って、幸せな家族になるはずだった。
夫が、『寝取らせ性癖』を告白してくるまでは――
『寝取らせ性癖』
夫の中に眠る、特殊性癖。
寝取られることに興奮する彼のために、美人妻・美咲は
隣人、「加治木」に抱かれることに。
だが、はじめは上手くいっていた寝取らせプレイは、次第に――
ねぇ、続けていいの……?
私の気持ちが、変わってしまっても……?
寝取らせ系NTRオリジナル漫画です。
プレイで寝取らせをさせているうちに、次第に妻の様子が…という内容。
今作では、妻の美咲さん視点から物語を描きなおしています。
ボテ腹セックスあり。
本文60ページ。
人気作の裏側を補完する意欲作
タイトル通り「妻が、他人の雌になるまで」の裏側(妻視点)を描いた作品です。
前作のレビューで夫視点だとわからない美咲と加治木の描写が欲しいと書いたので、喜び勇んで購入しました。
こういうスピンオフは人気作だからこそ出来る仕掛けだと思いますが、嬉しいですね。
エロシーンについては前作では夫の想像だった部分が実際に描かれているのでガツンときます。
前作は前作で想像する楽しみがありましたが、実際に美咲が巨乳をブルンブルンさせてアヘるのはいいですね。
あと直接のエロでは無いですが、「お土産」のくだりが美咲視点で心情を含めてじっくり描かれていたのはかなりエロかったです。
お話的には自分はちょっと合わなかったです。
寝取らせものは望まないセックスを発端にキャラの心情がどう変化していくかが見どころだと思うのですが、今作では加治木が最初から美咲のことをマゾだと断定しており、美咲もそれを受け入れてしまいます。
つまり最初から加治木と美咲の関係性がほぼ出来上がってしまっているため、自分にとって「変化していくハラハラ感」が無いのはかなりのガッカリポイントでした。
とはいえオチも含めて夫と美咲の話としては良く出来ているので、寝取らせものにそこまで強いこだわりが無い人には十分良作だと思います。
寝取らせをマゾと定義するのを単調とみるか、それも魅力とみるか
同名の寝取らせ漫画の妻視点。寝取らせ漫画を妻視点のモノローグで描く作品は珍しく、原作のヒットゆえの試みだろう。プロとしてもNTR漫画を世に出しているだけあって、絵が上手く、話しのまとまりも良い良作。
ただ、やや謎多き孤独なクールマッチョだった間男・加治木さんと夫のことを愛しながら最後は離縁する結末を選んだヒロイン美咲の「謎」を追う作品としては正直あまり深みがなかったかもしれない。
自己の支配欲を冷徹に理解し、それを孤独に律していた加治木に開口一番「マゾ」と定義された美咲はその言葉を疑うことも抗うこともなく受け入れてしまった。
寝取らせという複雑怪奇な行為と心理の揺れ動きはもはや最初の挿入前に喪失し、そこから先にはごく単調な命令と服従の言葉責めによるソフトSMに収斂されてしまったという見方も出来、第一作の謎めいた関係が魅力的だっただけに、ちょっと拍子抜けしたところもある。
とはいえ、ただ単にエロマンガとして読む分には優れた出来。
絵が気に入ったなら問題なく楽しめるかと思う。
記憶に残り続ける類の衝撃的なNTR
こちらの作品は続編ではあるが、前編未読でも問題はない。
ただし、前編を読むと読後の「感情」が二倍以上に膨れ上がる。
とにかく読んでほしい。それ尽きる。
話はそれからだ。
とにかくエロくて抜けるのは確かなのだが、読後感の鬱と呼ぶのも乱暴なこの虚無感はなんと例えればいいのだろう。
NTRものとて、非常に作りが丁寧で、半分読んだころにはすっかり登場人物に気持ちが入り込んでしまう。美咲は私の妻であると錯覚してしまう。
まだ一度読んだだけなのでまだ大切な人を手放した虚無感から抜け出せずにいる。
これで良かったんだろうか、何が間違っていたのだろうかと自問自答してしまう。
まるで文学作品を読み切った後のような心地だ。
この作品は今度も何度も何度も読んでいくだろう。
そして、何度も何度も登場人物のような喪失感にさいなまれるのだろう。
もう一度言う。とにかく読んでほしい。
画期的かつ革命的な作品
ある意味、官能小説を読んだような読後感があった。
すなわち、計算された緻密な表現と台詞、心情描写。
素晴らしい!
出来れば前作を読んでから今作を読むと、より理解が深まるでしょう。
「裏」とタイトル付けただけあります、画期的でとても面白い試みだなと(今後もこういった作品みたいですね)
なにより、作者様の画力が上がってる気がします
少なくとも前シリーズよりも上だと感じました
あえて不満(欠点)をあげるなら…
はるこすシリーズみたいにカラーでみたいかなと(笑)
フルカラーまでとはいかずとも、数ページか、おまけで1枚絵を幾つか拝みたい
あとは、もう少し衣装や下着がセクシーな感じだとより人妻感があって良かったかもなと(そのページを増やして欲しかったという方が正しいか)
いずれにせよこのシリーズ、革命的な作品です。
ありがとうございました!
望むなら
好きな作者さんで、今回はヒロインのデザインも好みであったこともあり絵的には大満足でした。
私は喪失感が好きな寝取られが好きなので、実を言うと寝取らせはそうでもありません。
もちろん、この作品でも喪失感は十分に感じられるのですが、前作の「裏」という立付けの今作は最終的に妻は元夫のために他の男の所へ行きました。
寝取らせというのはものすごく歪んだ、他人には理解できない純愛なんですよね。
喪失感だけなら前作の夫目線のほうが強く感じられます。
これは好みの話なのでたぶん蛇足になるのかなと思いますが、本篇の後をもう少しだけ書いてほしかった。他の男との子供も生まれて、その男関連の人間関係もできて完全に別のカテゴリーで生きている元妻の様子まで描いて、妻がまだどう思ってるかわからないけど夫目線だと完全に喪失している様を見たかった。