
「お母さん」という仮面が、あの子の熱っぽい視線に溶かされていく――。
離婚から5年。再会した最愛の息子は、記憶の中のあどけない少年ではなく、私を「女」として見つめるたくましい「男」へと変貌を遂げていた。働かない夫との冷え切った生活に疲れ果てていた私は、息子の優しさと若々しい肉体に、禁断のときめきを覚えてしまう。
「少し、休んでいこうか」。あの子に誘われ足を踏み入れたのは、ネオン煌めく背徳の城。かつて母乳を与えたその場所を、今は成長した息子が「雄」として貪り、蹂躙する。血の繋がった絆さえも快楽のスパイスに変えて、親子は一線を越え、濃密な愛欲の渦へと堕ちていく。
総字数約10,000字(読了時間約20分)
〈本文より抜粋〉
5年ぶりに会う息子は、記憶の中のあどけない少年ではなかった。がっしりとした肩幅、低い声、そして私を見つめる力強い眼差し。その姿に、私は母親としての懐かしさとは別の、胸の奥が疼くようなときめきを覚えてしまった。シャツの袖から覗く筋張った腕、そのすべてが一人の魅力的な「男性」として私の前に存在している。私はアルコールのせいにして、彼のたくましい腕に自分の腕を絡めた。
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今この瞬間だけは、母親という殻を脱ぎ捨て、ただの「女」になりたかった。あの子が足を止めたのは、派手な外観のホテルの前だった。本当にいいの?実の息子と、ホテルに入るなんて。頭の片隅で警鐘を鳴らす理性の声は、あの子が振り返り、はにかんだような笑顔を見せた瞬間に消し飛んでしまった。その笑顔は無邪気ながらも、獲物を品定めする雄の獰猛さを秘めているように見えたからだ。
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かつて母乳を与えていたこの場所を、成長した息子が「雄」として貪っている。その事実に、私の母性は激しく揺さぶられ、同時に雌としての本能が爆発した。授乳の記憶と現在の快楽が頭の中でごちゃ混ぜになり、私はわけも分からずあの子の頭を抱きしめていた。「いいわ……っ、もっと……っ。いっぱい吸って……っ」。あの子の舌先が乳首を転がすたびに、子宮の奥が疼き、愛液が溢れ出してくる。
